荒木法律事務所(AIL)は、2026年7月、創業5周年を迎えました。創業以来、当事務所を支えてくださったクライアントの皆様、関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
2021年の創業以来、当事務所は「世界で輝く日本の人と企業を応援する」というビジョンのもと、標準必須特許(SEP)をはじめとする知的財産・テクノロジー分野のクロスボーダー案件を中心に、企業の皆様をご支援してまいりました。
当事務所は、5周年を機に、これまで培ってきた経験を土台に、AIガバナンスを中心とするAI・先端テクノロジー領域に注力することをご報告いたします。AIは、技術・規制ともに進展が極めて速く、当事務所のリソースを集約して対応することが、市場・クライアントの皆様により大きな価値を提供することに資すると考えたためです。
これにあわせ、新たなミッションとして「新たなテクノロジー領域のベストプラクティスをつくる」こと、そして新たなバリューとして「越境し、つながり、共有する」ことを掲げ、次の10年に向けた取り組みを進めてまいります。

「越境し、つながり、共有する」―「AIガバナンス・プラットフォーム」の始動
その第一歩として、当事務所は、2026年8月より、企業会員の皆様をお迎えし、「AIガバナンス・プラットフォーム」を始動しましたことをご報告いたします。
AIエージェントやフィジカルAIなどの進展により、日本企業にとってAIの利活用がますます重要となるなか、それを支えるAIガバナンスも、理念から実装のフェーズへと急速に移行しています。
本プラットフォームは、このような変化の激しい領域において、当事務所が提供する実践知と企業の課題と知見を持ち寄り、ともにベストプラクティスを構築するための共創プラットフォームとして設計しております。本プラットフォームの詳細につきましては、 こちらをご参照ください。
挑戦を支えるガバナンスへ
AIの登場によって、一人ひとりができることは確実に広がりました。しかし、個々のスキルや能力が高まることと、組織として強くなり、互いに信頼して行動できるようになることは、必ずしも同じではありません。
新しいことに挑戦し、時には失敗から学ぶこと。誠実に取り組み、自ら考え、責任をもって行動すること。互いの専門性や立場を尊重し、率直に対話すること。こうした組織としての基盤は、個々の能力が高まるだけで自然に生まれるものではありません。
AIガバナンスにも、これと通じるところがあります。リスクを管理し、行動を制限することだけがガバナンスの目的ではありません。責任や判断のよりどころを整え、異なる立場や専門性を持つ人が対話しながら前に進める基盤をつくること。それによって、人と組織が安心してAIを活用し、新しい挑戦に踏み出せる環境をつくることも、これからのガバナンスに求められる大切な役割の一つだと考えています。
これからの10年も、様々な企業や専門家の皆様との対話を大切に、越境し、つながり、ともに試行錯誤しながら、AI時代に求められる新しい実践を一つずつ形にしていきたいと思っています。
代表弁護士 荒木 昭子のコメント
私自身、2016年の海外留学を機に、知的財産分野に心惹かれ、10年にわたり知財分野に携わってまいりました。知財分野における長らくのご指導・ご鞭撻に、厚くお礼を申し上げます
知財分野では、標準必須特許(SEP)のディールや、国内外企業のコラボレーションを通じた価値創出など、様々な得難い経験をさせていただきました。その経験を経て、コラボレーション領域は、もっとも日本企業の強みが輝く領域であると感じるようになりました。そのような思いを込めて立ち上げたのが、AIガバナンス実装のための実務共創プロジェクトである「AIガバナンス・プラットフォーム」です。
今後、より一層、クライアントの皆様の価値創出に貢献してまいります。今後とも、ご指導いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。