渉外知財・法務に対応する荒木法律事務所は、皆様のおかげで開設2周年を迎えました。
事務所開設記念イベントでは、米国の特許訴訟をテーマに取り上げましたが、それに続く今回のイベントでは、統一特許裁判所(UPC)の開始やSEP規制案など、近時動きが多い欧州をテーマとして、イベントを開催いたします。
イベント名
欧州における最新動向を踏まえたグローバル特許訴訟戦略:統一特許裁判所(UPC)及びSEP規制案を踏まえて
日時・場所
開催日時 2023年8月3日(木) 午後4:30~7:00
場所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル
会場: Shin Tokyo(4階)(荒木法律事務所 共用セミナールーム)
言語 日本語・英語(英語部分は日本語サマリあり)
※本イベントの参加費は無料です。
※定員50名(お席に限りがありますので、是非お早めにお申し込みください。)
お申込方法
こちらのサイトからお申し込みください。
講演概要
特許のグローバル戦略において、従来から欧州は重要な位置付けを有してきました。特に、権利行使の観点からは、権利者有利な法域であるドイツは中心的な訴訟地のひとつとされてきました。
このような中、昨今、欧州では、統一特許裁判所(UPC)が開始され、また、標準必須特許(SEP)の分野では、SEPに関する新たな規制案が公表されるなど、大きな動きがあります。
このような不確実性は、日本企業の特許のグローバル戦略にどのような影響を及ぼすでしょうか。
本セミナーでは、本トピックについて、クロスボーダー知財案件において日本企業をサポートしている荒木法律事務所の荒木昭子(弁護士・カリフォルニア州弁護士)がファシリテイタ―を務め、ドイツにおいてSEPを含む特許紛争解決の分野で高い実績を有する法律事務所であるBardehle PagenbergとWildangerの弁護士(オンライン参加)をゲストスピーカーとしてお招きし、様々な視点からディスカッションいたします。
プログラム
4:00-4:30PM 受付
4:30-4:35PM ご挨拶
4:35-5:10PM 「欧州における統一特許裁判所(UPC)及びSEP規制案の概要」
荒木法律事務所 荒木 昭子(弁護士・カリフォルニア州弁護士)
5:10-5:50PM 「欧州における不確実性を踏まえたグローバル知財戦略」
Bardehle × Wildanger × 荒木法律事務所
5:50-6:00PM 質疑応答
6:00-7:00PM ネットワーキング(軽食とドリンクをご準備いたします)
本イベントについてご質問等ございましたら、info@arakiplaw.comまでご連絡ください。
ゲストスピーカー(オンライン参加)
Tilman Müller-Stoy, Prof. Dr. jur., BARDEHLE PAGENBERG
Tilman Müller-Stoyは、Bardehle Pagenbergの欧州特許訴訟グループの共同代表を務めており、既に欧州統一特許裁判所におけるパイオニアのひとりである。SEP/FRAND分野においては、基礎となるエコノミクスも含め、多数の標準と関連する業界プラクティスについて深い知見を有している。
Soenke Fock, LLM, Partner, Wildanger
Soenke Fockは、ドイツ特許訴訟代理人として20年以上の経験を有し、通信及び製薬分野を筆頭に、ドイツ国内およびクロスボーダーの特許侵害訴訟を取り扱う。数多くのSEP紛争を担当しており、FRAND抗弁においては豊富な知見を有する。
Jasper Meyer zu Riemsloh, LLM, Partner, Wildanger
Jasper Riemslohは、全ての知財法における論点についてクライアントにアドバイスしているが、特に特許法と特許権の行使にフォーカスする。特に、原告・被告双方の立場で、通信分野における多数のSEPの侵害手続きに関与しており、FRAND抗弁の幅広い経験を有している。
ホスト(現地参加)
荒木昭子、弁護士・カリフォルニア州弁護士・弁理士、荒木法律事務所パートナー
モルガン・ルイス、ベーカー&マッケンジーを経て、主に日本企業のクロスボーダーの知財取引・海外法域における訴訟サポートを取り扱うため、2年前に独立し、荒木法律事務所を創設。それ以来、クロスボーダーのIP・テクノロジー分野の様々な案件を取り扱ってきた。IAMのPatent 1000の2023年では、知財取引部門で高く評価。