荒木 昭子
代表弁護士

荒木 昭子Akiko Araki

弁護士登録

・2010年 弁護士(日本)
・2017年 米国弁護士(カリフォルニア州)
・2018年 弁理士(日本)

学歴

・2017年 カリフォルニア大学バークレー校(LLM)
・2009年 東北大学法科大学院(JD)
・2007年 東北大学法学部(LLB)

所属・受賞等


所属団体
・第二東京弁護士会
・国際知的財産保護協会(A.I.P.P.I.)Digital Economy委員会 副委員長
・日本ライセンス協会
主な役職
・特許庁産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会審査基準専門委員会ワーキンググループ委員(2023-)
受賞等
・Recommended, the Legal 500 Asia Pacific 2024 – Firms To Watch: Intellectual Property: Independent Local Firms
・Recommended, IAM Strategy 300 Global Leaders 2023
・Recommended, IP enforcement, Asia Business Law Journal: Japan Law Firm Awards 2023
・Recommended, transaction, IAM Patent 1000: The World’s Leading Patent Professionals 2023
・Ranked in Legal, Licensing, IAM Strategy 300: The World’s Leading IP Strategists 2023-2024




取扱業務

知的財産・テクノロジー/データ・プライバシー/IT・情報通信/人事・労務/訴訟・紛争解決/一般企業法務

概要

米国弁護士(カリフォルニア州)・弁護士(日本国)であり、幅広い分野のクロスボーダーの取引・訴訟を取り扱う。特に、テクノロジー関係のクロスボーダーの取引・紛争解決案件で日本企業をサポートしており、特許ライセンス・訴訟の分野の経験を積んでいる。


特許の分野では、標準必須特許(SEP)のライセンスの経験を有しており、パテント・プールに関する案件も複数取り扱う。その他、ヘルスケア、IT 等を含む様々なインダストリーの企業に対し、データのライセンスや国内外の個人情報保護に関するアドバイスを提供している。


日本の弁護士としても幅広く活動しており、日本国内の知的財産、データブライバシー、広告・表示、紛争解決、その他一般企業法務を幅広く取り扱っている。

経歴

2021年の独立開業以前は、米国を拠点とするグローバル・ファームであるMorgan Lewis & Bockius及びBaker Mckenzie、及び、国内法律事務所で10年以上の勤務経験があり、国内外の案件の取扱い経験を積むとともに、国内外の専門家とのネットワークを構築してきた。


また、企業のインハウスカウンセルとして特許ライセンス等の業務を取り扱った経験を活かし、クライアントのビジネスニーズを理解したうえで法的アドバイスを提供することを目指している。


特に、クロスボーダーの知的財産取引案件において日本企業のサポートに取り組んでおり、The Legal 500 Asia Pacific 2024では、このような取組みについて、「チームヘッドである荒木昭子は、クロスボーダーの知的財産取引における専門的知見を活かし、海外の大企業が関与する複雑な複数法域の知的財産案件においてアドバイスする独自のポジションを有している。」との旨の評価を受けている。

主要実績

  • 外国の多国籍企業との特許のグローバルポートフォリオライセンス交渉において日本企業を代理し、契約締結をサポート。
  • 米国の連邦地方裁判所における特許訴訟におけるディスカバリや陪審トライアルでクライアントをサポートし、肯定的な陪審評決の取得に貢献。
  • 特許ライセンス契約、特許譲渡契約、特許ブローカー契約等の知的財産関連契約のレビュー。
  • AI関連技術を有するクライアントに対し、データのライセンス等の契約レビュー等のアドバイスを提供。
  • 日本企業に対し、GDPRやCCPA準拠にかかるアドバイスを提供。
  • 外国企業に対し、日本の個人情報保護法にかかるアドバイスを提供。
  • 重要な技術移転を伴うM&A取引において、技術移転にかかる契約交渉において当事者を代理。
  • 外国企業の日本進出に伴い、日本の薬事、通信、広告・表示等の規制準拠についてアドバイスを提供。
  • 知的財産、税務、証券、保険等の複雑な訴訟で企業を代理。
  • 外資系企業に対して、日本の労働法制、人員整理に関するアドバイスを提供。

執筆

著書

  • 『米国特許法講義』商事法務(2020年9月)(共著)

メディア

  • コメント掲載“Japan ruling on patent territoriality could open new doors: counsel” Managing IP(2023年6月)

論文

  • 「知財×法務×金融コラボレーション―「攻めの知財」における法務人材の貢献」ビジネス法務2024 年11月号(中央経済社)(2024年9月)
  • 「アバターに対するハラスメントは成立するのか」ビジネス法務2023年5月号(中央経済社)(2023年3月)
  • 「American Axle事件のその後:米国の特許適格性要件を巡る最高裁・USPTO・米国議会の取り組み」IPジャーナル第23号(一般財団法人知的財産研究教育財団)(2022年12月)
  • 「2016年Halo事件最高裁判決後の動向―故意侵害の認定と増額賠償の判断の基準を明確化した事例―」知財管理Vol.72No.9((一社)日本知的財産協会)(2022年9月)
  • 「American Axle事件における特許適格性要件の解釈と米国特許法101条改正の最新動向」IPジャーナル第18号(一般財団法人知的財産研究教育財団)(2021年9月)
  • 「令和2年度 特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書 知財人材の流動化に関する調査研究報告書」一般財団法人知的財産研究教育財団知的財産研究所(知的財産研究所アドバイザーとして参加)(2021年3月)
  • 「米国における診断方法の特許適格性が争点となったAthena事件における最高裁の上告不受理決定と101条改正の現状」社団法人日本国際知的財産保護協会(A.I.P.P.I.)月報第65巻第4号(共著)(2020年4月)
  • “Who Owns the Oil That Fuels AI Machines: Japan’s Evolving IP Protection for Data” Global Data Review(共著)(2019年12月)
  • 「日本の営業秘密保護にみる政策の動き:シリコンバレーと比較して」IPジャーナル第11号(一般財団法人知的財産研究教育財団)(2019年12月)
  • “Patent Litigation in Japan” Intellectual Property Magazine(共著)(2019年6月)
  • 「国際会議報告 2017 AIPPIシドニーに参加して」社団法人日本国際知的財産保護協会(A.I.P.P.I.)月報(2017年12月)
  • 「TC Heartland LLC v. Kraft Foods Group Brands LLC米国連邦最⾼裁判決による裁判地決定ルールの変更:パテント・トロールの抑止に有効か?—我が国の企業への影響」社団法人日本国際知的財産保護協会(A.I.P.P.I.)月報(2017年9月)
  • 「機能性表示食品の制度解説」(共同執筆)日本広告審査機構機関誌「REPORT JARO」(共著)(2015年5月)

セミナー・講演

  • 「法務・知財・ビジネス部門が知っておくべき AIをめぐる法規制最新動向」AIL主催(2024年8月)
  • “What you need to know to be compliant with Japanese data privacy regulation?” AIL主催(2024年8月)
  • [知財×法務×金融の架け橋]なぜ、いま「攻めの知財」なのか? ―知財を基礎から 学んで日本のビジネスを強くしよう!―AIL×中央経済社共催連続セミナー(全5回シリーズ)(2024年5月~6月)
  • "Overviews of Japanese Recycling Regulations – What do you need to know if your business in Japan uses containers and packaging?" AIL主催(2024年2月)
  • “Asia IP Elite” IPBC Asia, IAM(2023年11月)
  • 「法務部員が知っておくべき契約の知財条項のイロハ」中央経済社×SMBCコンサルティング共催(2023年10月)
  • 「ChatGPTなど生成AIに係わる法的論点と今後の課題―法的観点から見た現状の問題など含めて―」Global Business Knowledge Supply(GBKS)(2023年10月)
  • 「2回シリーズで学ぶUPC [応用編]統一特許裁判所の特許訴訟手続き ドイツ・米国・日本との比較も交えて」AIL主催(2023年9月)
  • 「2 回シリーズで学ぶUPC [基礎編]今さら聞けない!欧州で始動した単一特許(UP)統一特許裁判所(UPC)の概要」AIL主催(2023年9月)
  • 「欧州における最新動向を踏まえたグローバル特許訴訟戦略:統一特許裁判所(UPC)及びSEP規制案を踏まえて」AIL主催(2023年8月)
  • 「NFT/メタバースをめぐる法的論点 -知的財産を中心に-」Business & Law主催(2022年12月)
  • 「Society 5.0 における企業の新規事業創出 デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に法務・知財担当者が知っておくべきこと」AIL主催(2022年11月)
  • "LAUNCHING YOUR OWN FIRM IN JAPAN TREATING CLIENTS AS YOUR TEAM MATES WITH AKIKO ARAKI" Lawyer On Air(2022年11月)
  • 「NFT、メタバースの法的論点と知っておくべき最新動向―知財分野の海外の訴訟動向も踏まえ―」Global Business Knowledge Supply(GBKS)(2022年11月)
  • “Emerging Technologies” IPBC Asia, IAM(2022年11月)
  • 「米国知的財産法の近時の動向―注目判決を題材として―」東北大学知財セミナー(2022年6月)
  • 「米国特許法・米国特許訴訟に関して日本企業が知っておくべき最新論点-米国弁護士によるディスカッション-」日本組織内弁護士協会(JILA)知的財産研究会(2022年4月)
  • 「ストーリーで学ぶ・ビジネス視点からの米国特許侵害訴訟と無効手続き―米国専門家との効果的コラボレーション―」荒木法律事務所・Business & Law(2022年4月)
  • “Alliances, aggregation and deal structures” IPBC Japan, IAM(2021年12月)
  • “5G licensing in focus” IPBC Taiwan, IAM(2021年10月)
  • 「UNITT Annual Conference ソフトウェア基礎講座」一般社団法人大学技術移転協議会(UNITT)(2021年9月)
  • 「AI×法・倫理シンポジウム データ部会報告」AI法研究会(2021年7月)
  • 「標準必須特許(SEP: Standard Essential Patent)の現状とSEPを巡る課題と取り組みについて~具体的な事例を取り上げながら論点を整理する~」Global Business Knowledge Supply(GBKS)(2021年7月)
  • 「2021年特許庁委託事業 ASEAN知財動向報告会」JETRO(2021年6月)
  • 「特許の使い方」パソナ・ナレッジ・パートナー(2021年5月)
  • 「Society 5.0におけるAIとデータ保護」JETROデュッセルドルフ、欧州IPG(2020年9月)
  • 「日本の営業秘密情報材政策の現状と今後について:米国、特にカリフォルニア州の営業秘密法と比較をしながら」Global Business Knowledge Supply(GBKS)(2020年7月)
  • 「カリフォルニア州消費者個人情報保護法(CCPA)コンプライアンス対策」パソナ(2020年6月)
  • 「我が国の営業秘密情報材保護政策の向かう先―シリコンバレーのイノベーションを促進するカリフォルニア州の営業秘密法との比較をもとに」一般財団法人知的財産研究教育財団知的財産研究所(2020年1月)
  • “Work-place Knowledge and Worker Mobility in US and Japan” at University San Diego(米国San Diegoにて)(2018年4月)
  • 「TC Heartland米国連邦最⾼裁判決による裁判地決定ルールの変更とCAFC判決:パテント・トロールの抑止に有効か?—我が国の企業への影響」(ドイツ・ミュンヘンにて)(2017年10月)
  • “Who Owns Patents? Employee vs Employer: A Comparison of the US and Japan Systems” Discussion of Patents (米国Santa Claraにて)(2017年6月)
  • “Overview of Advertising Regulations in Japan” Consumer Law Colloquium パネリスト(米国Berkeleyにて)(2017年3月)
  • “Japanese Regulation of Labeling and Advertising for Health Foods” Client Workshop(上海にて)(2016年10月)
  • 「健康食品に関する景品表示法セミナー」公益財団法人 日本健康・栄養食品協会(JHNFA) 、公益社団法人 日本広告審査機構(JARO)(2015年10-11月)
  • 「事業承継の法務」第一法規株式会社(2015年9月)